日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

このラブライブSSがスゴイ!10・11月編

とうとう10月もSSレビューを更新できず、2回連続で合併号となってしまったことをお詫びします。

色々と動きがあったラブライブ界隈ですが、それについてはおいおい触れていきたいと思います。
まあ、忙しさから解放されたのでそう遠くないうちに記事を書けるはずです。多分…


【SS】花丸「いらっしゃいませ、ご主人さま。ずらっ♡」善子「……」【ラブライブ!サンシャイン!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:メイドカフェに行ったルビィと善子。そこで働いていたのはなんと花丸だった。

Aqours1年生組のSSです。やはり1年生組はこういう関係性がぴったりだと思います。
メイド姿の花丸、揺さぶられる度に「んにゃあ!?」と奇声を上げたり花丸への独占欲を燃やす善子もいいものです。
そしてメイド服のデザインをしたのはやはりあの人でした。

【短編SS】梨子「リコです…。」【ラブライブ!サンシャイン!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
【短編SS】曜「よーです…。」【ラブライブ!サンシャイン!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:梨子と曜による某芸人のパロディ

BGM:ガラスの部屋
この曲とくれば、我々世代にドンピシャのヒロシのネタです。
そのパロディを梨子と曜が行いました。双方の特徴をよく捉えており、とても面白かったです。
曜編のラストは…?

【SS】穂乃果「もう自衛隊入るしかないよ」海未「何を言ってるんですか」【ラブライブ!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:体力も根性もないので自衛隊に入るしかないという穂乃果。そんな穂乃果に海未がツッコミを入れるのだが…

期せずして芸人パロシリーズが続きました。今回はちゅうえい…じゃなくて流れ星のネタを穂乃果と海未が演じます。
SSの最後に元ネタとなった動画が添付されていますが、それを見ておくとより一層楽しめると思います。
余談ですが、先月行われたタイタンライブを見に行きましたが、その時のゲストが流れ星でした。ネタをじっくり見たことはなかったのですが大爆笑したのを覚えています。やはり、プロの芸人はスゴイ。

【SS】ウィーン「たまには澁谷かのんのところ以外の喫茶店に行きたいわ」【コメダ珈琲】【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:たまにはかのんの店以外の喫茶店にも行きたいと思ったウィーン・マルガレーテ。そこでふらりと見つけたコメダ珈琲店に立ち寄ることに。

強力なライバルキャラとして登場し、色々と物議を醸したウィーン・マルガレーテですが、SSではこうしてネタにされている辺り、受け入れられているといってもいいのでしょうか。
苛烈なキャラクターが仲間入りした途端にアホの子になってしまうのはままあることですが、ここでも炸裂します。
コメダの毒牙にかかった(言い過ぎ)ウィーンの運命やいかに。
ちなみに、コメダ珈琲店は自動ドアではありません。あしからず。

【SS】すみれ「実は私余命2ヶ月なのよね」【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:一芝居打とうと余命2ヶ月だと嘘をついたすみれ。それを真に受けたLiella!メンバーの行動は…

最早おなじみ、すみれ一芝居シリーズ。今回は禁断(?)の詐病パターンです。
嘘をついたはずが、ふとした行動が真実と思わせてしまうカオスを作り出します。
ネタばらしの結末とすみれの行く末は是非直接確かめて見てください。

【SS】浅希「私が猫になれたら、璃奈と遊べるのになぁ……【ラブライブ!虹ヶ咲】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:璃奈が同好会のメンバーと行動することが多く、一緒に遊べていない浅希。ある日、色葉、今日子と雑談中に卒倒してしまう。目が覚めると、璃奈達と遊んでいる猫のはんぺんになっていた。

ちゃっかりアプリ版にも登場している浅希のSS。
さみしさの余り「猫になったら璃奈と遊べるのに」と口走ったら本当に猫になってしまい、今までの鬱憤を晴らすかのごとく璃奈にじゃれつきます。
そして、浅希(本人)が倒れたという知らせを受け、浅希は璃奈の本心に気づくのです。

【SS】かすみ「諸君!誕生日の準備は出来てるか!」しずく・璃奈「おー!」| 栞子「….」【ラブライブ!虹ヶ咲】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:栞子の誕生日を祝おうと部室内で作戦会議を行うかすみ達1年生。しかしその内容は入り口でスタンバイしている栞子に全て聞かれていたのだった…

サプライズで誕生日を祝おうとするも既にネタバレしてしまい台無しに…とはなりません。
ちゃんと丸く収まります。
教訓:作戦会議は別な場所で!

【SS】曜「あれぇ? こんなところにハンバーガー屋が……」【ラブライブ!サンシャイン!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:サンドウィッチマンの定番コントをようちかコンビで再現。

元ネタの面白さを殺さず、違和感のない構成になっています。
定番フレーズは思わぬ所で出てきます。
曜ちゃん、それでええんか?

【SS】すみれ妹「3人のお姉ちゃん」【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:すみれの家に呼ばれた夏美だが、本人が不在のためすみれの妹としばし遊び、交友を深める。

金髪、動画配信者ということで何かとすみれと比較されることの多い夏美。
今回はすみれの妹と仲良くなります。
妹の純真さに姉をdisりながら喜ぶ夏美。
ちゃんとサンドバッグでは終わらせない辺り、すみれは流石だと思います。

【SS】璃奈「はんぺん…おいで」猫同好会「シ…シロ…?」【ラブライブ!虹ヶ咲】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:校内に住み着いた白い猫を飼うための整備を進めつつある猫同好会の面々。その白い猫とは…

はんぺんに「シロ」と名を付けた猫同好会。そこに現れた璃奈と愛。
事情を知り、はんぺんの世話を託すのですが…
どこかリアル感のある展開です。
手懐けるにはやはり胃袋を掴むところから?


色々と忙しく、精神状態の起伏もあり、なかなか更新できませんでした。
来月は落ち着くので大丈夫だと思います…
そして、次回は年間ベスト作の紹介となります。

もう年末か…早いなあ…

第47回社会人野球日本選手権大会観戦日誌FINAL ~全速前進ヤーヤドー

渡辺曜の声で読んでください(だまれ)


さて、3日間にわたる大阪遠征も最終日となりました。
新幹線の時間もあるため、第2試合までがリミットという所、見たかったチームの試合が組まれてて良かったです。

第1試合 NTT東日本4-2王子

第1試合は東京地区の強豪、NTT東日本とこのところ苦戦が続いているものの東海地区の代表を勝ち取った王子との一戦。
どちら側で見ても面白そうなこの試合、熟慮の末、棚橋解説員が王子の監督を務めていたこともあり、王子側での観戦にしました。
試合は序盤は点が入らなかったものの、4回にNTT東日本が1アウトから下川の三塁打と続く向山の死球でチャンスを作ると5番の中村がスクイズを決め先制。続く喜納もタイムリーを放ち2点を取り、試合が動きました。
王子は直後の4回裏に先頭の宝島がヒット、続く亀山の打席で相手投手がボークを取られ進塁、さらにその亀山もヒットで続きます。火ノ浦は凡退したものの、続く細川にタイムリーが出て1点を返します。
5回にもNTT東日本が内山のタイムリーで追加点を挙げ2点差に。8回にも絶好調、中村のタイムリーで加点。王子は8回裏に併殺崩れの間に1点を返すのがやっと。NTT東日本を上回る12安打を放ちながら一本が出ず敗れました。

スコア
NTT東 000 210 010
王  子 000 100 010

投手
NTT東日本 ○多田-沼田-片山-堀
王子 ●高島-山梨-中野-近藤

第2試合 大和高田クラブ1-6日本通運

第2試合は全日本クラブ野球選手権の覇者、大和高田クラブと日本通運が激突。
大和高田クラブは前の試合でプロ指名を受けた大津擁する日本製鉄鹿島を破り、勢いに乗っています。
経験に勝る日通がどう迎え撃つのか注目です。
この試合、自分は大和高田クラブの事実上のチャンステーマ、「やーやどー」を間近で聴きたかったのですが、チーム券の配布がなかったため、やむなく特別席のチケットを購入して大和高田側で観戦することにしました。

試合は日通が大和高田クラブの先発、松林に襲いかかります。
先頭の添田三塁打で出塁すると、続く大谷がタイムリーを放ち先制。その後2アウトまでこぎ着けるも北川、森松に連続タイムリーを浴びこの回3失点。出鼻をくじかれる格好となりました。
反撃したい大和高田は3回にラストバッターの西浦がレフトスタンドにソロHRを放ち1点を返します。
その後はお互いの投手陣が粘りを見せ、無得点が続きます。
しかし8回裏、大和高田の4番手投手、濵田がピリッとせず、二塁打→四球→タイムリーで失点。アウトを1つも取れないまま降板します。代わった山本も流れを止められず、犠飛とタイムリーで2失点します。
大和高田も再三チャンスは作るもののあと一本が出ず、終盤で力尽きました。
チャンスになるとあの「やーやどー」が発動しましたが、この試合はことごとく不発に終わりました。

スコア
大和高田 001 000 000
日本通運 300 000 03X

投手
大和高田 ●松林-金村-黒岩-濵田-山本
日本通運 川船-中田-○古田島-庄司

本塁打
大和高田 西浦ソロ(大会15号)

これで、今年の社会人野球観戦は終了しました。
一番の思い出はやはり、三菱重工Westの勝利を初めて見ることができた。これに尽きます。
今回の戦績は2勝4敗と負け越した中での勝利は大きいものがあります。
来年もまた、社会人野球選手の熱いプレーと応援団のパフォーマンスを楽しみにしたいと思います。

以上、取り留めのない観戦日誌を終わります。

第47回社会人野球日本選手権大会観戦日誌② ~エースの運命(さだめ)

ζ㎗òヮóリ 勝田で勝ったと行こう!
ζ㎗òヮóリ 北出が来たで!
ζ㎗òヮóリ 京田トレードのニュースが入ったのはいつだ?今日だ!

ベタなダジャレでも宮下愛に言わせればそれなりにウケる(©水曜日のダウンタウン

ζ㎗#òヮóリ …愛さん怒るよ?

おふざけが過ぎましたが、日本選手権の観戦記その2です。
今回の宿が素泊まりのため、ドーム入りの前に「温かい白飯が食べたい」という理由で近くの吉野家で朝食を食べていきました。
大阪に来てまで吉野家は…という思いはありつつも白飯には勝てませんでした…

第1試合 日本新薬2-8ENEOS

都市対抗覇者のENEOSと二大大会には必ずと言っていいほど顔を出す、近畿勢屈指の実力派、日本新薬との一戦。
去年も日本新薬の試合は見に行きましたが、その時は対戦相手側だったので今回は日本新薬側で見ました。
配布グッズはハリセンの他に法被。この法被が結構気に入ったのでずっと着ていました。

さて、試合はというとENEOSが序盤から日本新薬先発西川の立ち上がりを攻めて一気に3点を先制。
その後はお互い点が入らず、終盤にENEOS犠飛で追加点を挙げると、直後に日本新薬も2ランHRで反撃に出ました。
しかしその後、ENEOS打線が襲いかかります。
内野安打を足がかりに2つの四球をもぎ取り、ここで日本新薬は投手交代。内野ゴロに打ち取り2アウトとしますが、ここで迎えるバッターは今年の都市対抗橋戸賞若獅子賞に輝いた度会隆輝。
ここで日本新薬投手の山上がボークを取られ失点。さらにその次の球を度会が一閃。ダメ押しの3ランHRを叩き込みました。
終わってみればENEOSが圧倒した試合でした。
この試合でも実力を発揮した度会選手には脱帽です。

スコア
ENEOS 300 000 140
新 薬 000 000 200

投手
ENEOS ○糸川-阿部-関根-加藤
日本新薬 ●西川-齋藤-長谷-小松-中内-山上-肥後

本塁打
ENEOS 度会3ラン(大会14号)
日本新薬 若林2ラン(大会13号)

第2試合 三菱重工West2-1日立製作所

前の試合勝ってくれたことで実現したこのカード。
3年前の都市対抗のリベンジマッチとなります。
この日の大阪は晴れていたものの風が吹くと肌寒く感じるので、前の試合で貰った法被をウインドブレーカー代わりに着て三菱重工Westの待機列に並んでいました。
すると、昨日のパナソニック-トヨタ戦でご挨拶したフォロワーさんと邂逅。「なんちゅう格好しとるんや。これを着なさい」とユニフォームを渡されました。
そのユニフォームは三菱重工長崎のもの。「入場後に返してくれればいい」とのこと。この場を借りて感謝申し上げます。
また、この試合は嬉しいことにドーム内で使える1000円分の金券も配布されました。ありがたく腹拵えを済ませ、試合開始を待ちます。
先発は三菱重工Westは三菱重工広島戦士のベテラン鮫島。対する日立は岡。3年前の都市対抗でも好投を見せていました。
試合は互いの投手陣が粘りを見せる投手戦となりました。
4回裏、三菱重工が湯口の二塁打で出塁。バントで1アウト三塁とすると、4番の中山がタイムリーで先制。
6回にも全く同じ展開で追加点を挙げました。
三菱重工の鮫島は7回途中無失点とベテランらしい流石の投球を見せました。
7回に二塁打を許すとここで投手交代。元プロの金田がマウンドに上がります。
金田といえば、今年の都市対抗ではリード時の9回に登板するも逆転サヨナラ負けを喫した苦い思い出があります。
しかも、その試合との共通点がいくつかあります。
・リード時の登板
・ベンチは三菱重工が一塁側。相手が三塁側
・相手チームが茨城県のチーム
・ランナーがいる場面

あの悪夢が頭をよぎりましたが、2者連続三振に抑え、悪夢を払拭しました。
続く8回も金田が続投。しかし先頭に二塁打を許し、続く打者は内野ゴロに打ち取り、その次の打者も内野ゴロに打ち取りましたがその間に三塁ランナーが還り1点を失います。
これで2アウトになりましたが2者連続でヒットを打たれピンチを招きます。
ここで三菱重工ベンチが動き、金田を諦め投手交代。
マウンドに上がるのは…


守安玲緒…の背番号18を受け継いだルーキー、竹田。前の試合は完封勝ちを収めました。
長打が出れば一挙逆転のピンチの中、相手打者を三振に抑えピンチを脱しました。
9回も竹田がマウンドに上がり、三者凡退に抑え逃げ切り勝ち。ベスト8へと駒を進めました。
これで4年前の京セラドーム観戦以降、一度も現地で三菱重工Westの勝ちを見る事ができていなかったのですが、これでようやく現地観戦初勝利となりました。
今までの試合後の三菱賛歌はとても残念な気持ちで聴いていたのですが、この日は感慨深く聴くことができました。
試合後はユニフォームを貸して下さったフォロワーさんと歓喜の抱擁。喜びを分かち合いました。
目には涙がうっすら浮かんでいましたが、これでもし守安の登板があったらおそらく決壊していたことは間違いないでしょう。

スコア
日 立 000 000 010
三菱W 000 101 00X

投手
日立 ●岡-青野-田川
三菱重工West ○鮫島-金田-竹田

第3試合 日本生命0-3東京ガス

第3試合は奇しくもこの時と同じ組み合わせの試合。
その時は東京ガスの守備の乱れもあり日本生命が二桁得点で勝ちましたが、今回はどうなるか…。

試合は初回から東京ガスが満塁のチャンスを作ると笹川のタイムリーで先制。
日本生命は出塁こそするものの東京ガス先発高橋の前に点を奪えません。
東京ガスは小刻みに加点をしますが、日本生命も踏みとどまり、3点にとどめました。
しかし東京ガスの投手陣を打ち崩すには至らず、完封負けを喫し、前回のリベンジを食らいました。

スコア
日本生命 000 000 000
東京ガス 101 100 00X

投手
日本生命 ●吉高-山本-又木-藤井
東京ガス ○高橋-山下-宮谷

蛇足
この日は三菱重工Westの勝利と自身の面接合格を祝して(またしても)カールをおつまみにチューハイを2本開けてひとり祝勝会としゃれ込みました。
布団につきながらポプテピピックを見るために、事前にトイレを済ませようとしていた所、急に激しいめまいに襲われ「これはまずい」と用を済ませベッドへ。
かろうじて意識を失わずに済みましたが、ポプテピは見事に見逃しました。

【教訓】下戸が調子に乗ってはいけない

続きます。

第47回社会人野球日本選手権大会観戦日誌① ~まきりんパナ

社会人野球日本選手権が行われました。
去年は東京五輪の影響もあって夏開催となりましたが、今年は3年ぶりに秋の開催となりました。
激闘の大会はトヨタ自動車が制し、トヨタはこれで日本選手権6度目の優勝となり、「秋のトヨタ」の印象をより濃くしました。
優勝チームを遡ると、2013年は千葉県の新日鐵住金かずさマジックが優勝しましたが、翌2014年はトヨタ、15年は日本生命。以降はヤマハトヨタ三菱重工名古屋、大阪ガス(2大会連続)と、東海勢もしくは近畿勢が優勝しています。
東海地区の日本選手権は激戦と言われており、本戦で奮わないのは予選が熾烈すぎるからとも言われていますが、この結果を見ると熾烈な予選もある程度意味があるのではないかとも思わされます。

優勝したトヨタは隙のない野球で着実に勝利をものにしていきました。都市対抗を制したENEOSとの試合も引き締まった展開で、自分は「この試合に勝った方が優勝する」と予想しましたがその通りになりました。

長々と講評してしまいましたが、今年も日本選手権を見にはるばる大阪へ行って参りました。
フォロワーに紹介されたホテルは残念ながら予約がいっぱいで取れませんでしたが、全国旅行支援を利用して大阪ドームの近くのホテルを確保し、素泊まりながら2泊で1万円を切るなどラッキーもありました。

第3試合 トヨタ自動車2-0パナソニック

休みが取れたので11月4日から大阪入りできました。
トーナメント表で行くとTDKが勝っていればこの日の試合だったのですが、トヨタが勝ちやがったためこの組み合わせに。
現地へ行かず、ホテルのチェックインを済ませて荷物を置いたら社会人野球ファンが集う酒場、やまのや市場でテレビ観戦としゃれ込むつもりでいましたが、「パナソニックはユニフォームを配布する」という情報を聞きつけ、現地観戦に方針変更。
ユニフォームを手に入れ、また座席もかなり前の方で観戦ボルテージも高まります。

試合はかなり引き締まった投手戦となりました。
トヨタの先発は都市対抗でも活躍したルーキーの松本。速球にキレがあり、パナソニック打線を手玉に取ります。
対するパナソニックの先発はこちらもルーキーの井奥。予選でも先発として投げ、実力は十分です。球数こそ要したものの、まずまずの立ち上がりを見せました。
試合が動いたのは4回表。1アウトからトヨタの4番逢澤が二塁打で出塁。続く打者は三振に倒れ2アウトとしましたが、四球をもぎ取ると7番の八木がタイムリーで先制。続く佐藤もタイムリーを放ち2点を先取しました。
逆転を狙うパナソニックは直後の4回裏に先頭打者の植田が内野安打で出塁、これがチーム初安打となるものの後が続かず無得点。
その後はトヨタの松本が一段とギアを上げ、パナソニック打線を寄せ付けないピッチングを見せました。
結局終盤まで勢いが落ちることはなく、終わってみればその1安打だけで完封勝ち。トヨタが圧倒的な貫禄を見せつけました。

スコア
トヨタ 000 200 000
パ ナ 000 000 000

投手
トヨタ ○松本
パナソニック ●井奥-柏野-勝田-北出-鈴木-城間

ユニフォームに釣られて見に行った試合でしたが、フォロワーに挨拶ができたり、隣の席のおじいちゃんに(なぜか)話しかけられたりと盛り沢山の試合でした。
試合後はドーム横のイオンで買ったカールをおつまみに晩酌をして英気を養いました。

続きます。

守安重工よ、永遠なれ

www.kobe-np.co.jp

とうとうこの日が来てしまいました。


守安 玲緒
もりやす れお

社会人野球ファンで、その名を知らない人はいません。
三菱重工West(神戸・高砂)の先発マウンドには必ずと言っていいほど現れ、延長戦、タイブレークをものともしない鉄腕。
その獅子奮迅の活躍から、いつしか「守安重工」と呼ばれるようになりました。
チームはもちろん、社会人野球を代表する右腕です。

その守安を守安たらしめた試合といえば、やはりこの試合でしょう。
三菱重工神戸・高砂など2回戦進出/日本選手権詳細 - アマ野球 : 日刊スポーツ
延長16回、12回からはタイブレークで当時は一死満塁からのスタートとなったものの、そこを無失点で切り抜け続け、最後は味方が勝ち越し点を奪い、勝利しました。
この試合、誰にもマウンドを譲ることなく一人で投げ続けたその姿は正に伝説で、今でも延長戦やタイブレークの展開になると引き合いに出されます。


入社当初は剛速球で鳴らしたものの痛打されることが多く、フォーム改造の結果、力感のないフォームから伸びのある投球を身につけ、後の活躍に繋げました。
しかし、それによりプロのスカウトからは「球速が落ちた」と低評価を下され、プロへの道は閉ざされました。
その後はチームを代表する投手になり、「会社のために投げるのが生きがい」と繰り返し語るミスター社会人野球の名に相応しい存在にもなりました。

2018年は都市対抗野球で決勝に進出。同じ近畿勢の大阪ガスに敗れ黒獅子旗こそ逃しましたが、敢闘賞にあたる久慈賞を受賞しました。その後もチームは何度も都市対抗出場を果たしましたが、優勝に手が届くことはなく、最高殊勲選手賞である橋戸賞の受賞はなりませんでした。

2019年からは兼任コーチとなり、主戦投手として活躍しながら後進の育成にも力を注ぎました。何人もの主戦投手を育成し、そこからプロ入り選手を2人も輩出するなど、育成面でも手腕を発揮しました。

2022年からは背番号18こそルーキーの竹田祐投手に譲りましたが、再び選手一本に戻り、以前の活躍が期待されました。
しかしながら本戦での出場はなく、今回の日本選手権でもベンチ入りはありませんでした。

そしてやってきた引退の時。
自分が社会人野球を本格的に見るようになったのはその都市対抗準優勝の時以降なので、もっと早くから見ておくべきだったと後悔の念に堪えません。
ファンとしてはもっとやれると思っていましたが、本人の中では限界が見えていたのでしょう。
「守安投手が投げ勝つ」という試合を見られなかったのは悔いが残ります。
しかし、守安投手が残した伝説はこれからも社会人野球ファンの間で語り継がれていきます。
その伝説が生き続ける限り、守安の存在はなくなりません。

自身が果たせなかった「優勝」の夢は、守安イズムを受け継いだ後輩が果たしてくれるはずです。

貴方は正に、生きる伝説です。

「守安玲緒」の名は、社会人野球に永遠に刻まれます。


守安重工よ、永遠なれ!

このラブライブSSがスゴイ!8・9月編

まず、この所なぜかブログ更新の意欲が上がらず、この日に至るまで更新を渋っていたことをお詫び致します。
スーパースターの二期も始まっているというのに…

まずは、8月できなかった分も含めSS紹介と参りたいと思います。
スーパースターの話題は明日やります。

【SS】すみれ「私ね、生徒会長に立候補しようと思ってるの」可可「え??」【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:大事な話があると可可を呼び出したすみれ。

良くも悪くも(?)話題に事欠かないクゥすみのSSです。
色々と思うことはありますが、これくらいのバランス感覚がいいんじゃないかと思います。

【SS】侑&愛「バスト占いの歌」【ラブライブ!虹ヶ咲】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:「バスト占いの歌」の替え歌を歌う侑と愛。

落差が激しすぎることをお詫び致します。(本日2回目のお詫び)
このコンビは不思議と悪ノリが似合います。
ストレス発散もいいけれど、事故にはご用心!

【SS】かのん『メイちゃん、嫌い』 メイ「……っ!!」ゾクゾクッ【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:かのんに「嫌い」と言われたいメイ。その欲望を実現させようと一期生に作戦を仕掛ける。

メイのドルオタっぷりは周知の事実ですが、好きをこじらせておかしな方向に行ってしまいます。
これを何と表現すべきか。「駄メイ」では短すぎる。「バカメイ」じゃジブリになっちゃうし…何か良い案があればお待ちしております。
作中では恋だけがターゲットになっていません。もしなってたらどういう展開になったのでしょうか。四季、なんとかして!

【SS】果林「『愛しい菜々、おはよーチュッ』と…送信………あっ!」【ラブライブ!虹ヶ咲】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:せつ菜(菜々)宛てのLINEを同好会のグループLINEに誤爆してしまった果林。その事実があっという間に広がり…

知っている人は知っている、某(元)監督の不倫メール騒動が元ネタのSS
色々とツッコミどころはありますが、元ネタを知っていることもありとても面白く読めました。
騒動の終着点はいかに。

【SS】ルビィ「ガキが舐めてっとこ〇しゅぞ!」メイ「あぁん?ガキはてめぇだろ!」真姫「ちょ、ちょっと!」【ラブライブ!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:いきなり喧嘩をおっ始めるルビィとメイ。そこへ真姫が止めに入るが…

タイトルだけではわかりづらいですが、鬼越トマホークのネタをルビィとメイがやっています。
二人とも二次創作ではヤンキーキャラにされているせいか、不思議と違和感はありません。
真姫以外にも毒牙にかかるキャラがいますので、見てのお楽しみ。
作品とはあまり関係ないですが、「本家は某俳優に『演技が棒読み』というネタをやってNGになった」という話には笑いました。

【SS】千歌「梨子ちゃんって、階段の降り方ちょっと変じゃない?」梨子「えっ?」【ラブライブ!サンシャイン!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:梨子の走り方がおかしいと指摘する千歌。

Aqours2年生組による雑談SS
曜が詳細に解説してくれます。
なお、作中ではみんな走り方がおかしかったようで…

【SS】恋「はっぴぃ にゅう にゃあ…?」【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:朝、恋が部室を訪れると他のメンバーが「はっぴぃ にゅう にゃあ」中毒になっていた…

緊急事態宣言でにわかに脚光を浴びたかもしれない電波ソング、「はっぴぃにゅうにゃあ」。メンバーがそれに洗脳されます。
唯一正気を保っている恋と正気を取り戻した夏美は中毒症状から脱するために一計を講じます。
しかしこの曲も「懐かしい」と思えるほど、時の流れは残酷です。(物語とは関係ありませんが)

【SS】にこ「すき焼き大作戦!にこ☆」 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:妹から「すき焼き」をリクエストされたにこ。牛肉の予算はなく、商店街の福引きに一縷の望みを託すことに。

虎太郎の存在が明らかになる前なのでこころとここあしかいないのはご愛嬌。
すき焼きをリクエストされたにこの心理描写が割と好きです。
苦悩を苦悩と感じさせないのもにこにーパワーでしょうか。
そんなにこが救いを求めたのが真姫です。にこまきの運命やいかに。

【SS】きな子「あれ、CEO?何してるんすか?」夏美「内職ですの」【ラブライブ!スーパースター!!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:内職をしているという夏美。手伝わせて欲しいときな子が申し出る。最初は断るも押し切られ、手伝ってもらうことになるのだが…

二期1話での絡みをきっかけに、また四季とメイのカップリングが公式で成立していることもあり二次創作界隈ではきな子と夏美をくっつける動きが盛んになっています。
この話でも例外でなく、その1話でのやりとりがきな子の行動原理になっています。
1話だとアクの強い二期生の中でも夏美は割と常識的だったのですが、その後はご存じの通り…

【SS】海未「穂乃果のいいところで打線を組みました」【ラブライブ!】 | ラブライブ!まとめ ぷちそく!!
あらすじ:穂乃果の可愛い所で打線を組んだという海未。その打線でチームを作り、ペナントレースに挑む。

ほのキチをこじらせた海未が(おそらく)パワプロで穂乃果軍団にバレンティン、小川、バーネット(判明分)を加えたチームを作り、セリーグの他チームと戦います。
あぶれたメンバーは実況担当だったり、他のセリーグチームを率いたりします。中日の人選はツッコミを入れたくなることでしょう。
リリーフ小川は死亡フラグなような…


お待たせしました。お待たせしすぎたのかもしれません、という相当な周回遅れのフレーズも出てしまいました。
今後は少しずつコンスタントに更新できるよう頑張ります。

第93回都市対抗野球大会観戦日誌FINAL ~Colorful Dreams! in TDK!

先延ばしにしていたらとうとう8月も半ばになってしまいました…
都市対抗野球の本戦が始まってからすでに1ヶ月が経ったというのに、お恥ずかしい限りです。
さて、今回は7月24日の第1試合と第2試合の内容をお届けします。

第1試合 大津町・Honda熊本3-5豊田市トヨタ自動車

第1試合は去年の都市対抗で準優勝と大躍進のHonda熊本と安定した戦力のトヨタ自動車とのマッチアップ。
先発投手はHonda熊本が西部ガスの補強選手、村田。トヨタは嘉陽です。

ζ㎗òヮóリ 日曜だけど嘉陽!

どちら側で見に行くか悩みましたが、実家はトヨタ車ユーザーということでトヨタ側に行くことに。
受付が通常の三塁側の場所と異なったためだいぶ出遅れてしまいましたが、無事グッズを確保。
前回見に行った時はハリセンにもなる選手名鑑だけだったのですが、今回は団扇、メンバー表(選手名鑑)、タオルとなかなかのラインナップでした。
トヨタの力を見せてくれ」(千本桜のメロディ)も聴けて満足でした。

試合は2回にトヨタが先制。その後ホンダ熊本の古寺がソロHRを放ち1点を返す。6回には押し出しの四球で同点に。
しかし7回にトヨタが2本のタイムリーで一挙3点を奪い勝ち越し。そのままリードを守り切り勝利しました。
ホンダ熊本は古寺が2本のHRを放ちましたが及ばず。去年の都市対抗準優勝チームはここで敗北となりました。

スコア
豊田市 020 000 300
大津町 010 001 000

投手
豊田市 嘉陽-長谷部-○渕上
大津町 村田*1-横川-●片山-髙橋

本塁打
大津町 古寺ソロ(大会25号・26号)

第2試合 福山市倉敷市JFE西日本0-4にかほ市TDK

注目の第2試合。
何故かというと、TDKの応援が「激アツ」「マイクの人がスゴイ」と聞いており、それを目の当たりにできると聞いて楽しみでならないからです。
TDKは去年も出ていましたが、スケジュールが合わず現地観戦が叶いませんでした。
しかし今日、ようやく見る事ができるのです。
試合が始まるとマイクのお兄さんが初回からエンジン全開。喉が潰れるんじゃないかと心配になるほど叫んでいました。3年前のきらやか銀行の応援団を思い出しました。
しかも、ただ声を張るだけでなく、「電子部品は小さいが、一つ一つが力を合わせれば何だってできることを我々は知っている(要約)」とTDKが電子部品メーカーであることに絡めた演説、打席の選手がスイングすれば「振れてる振れてる!」と声掛け、無得点に終わった時は「私の頑張りが足りなかった!」と自省。
そんなマイクのお兄さんに心を惹きつけられ、夢中で団扇を叩きました。マイクの人に呼応するように団扇の音が伝播していく様子は、対戦相手にとって脅威となったことでしょう。
マイクの人だけでなく、マスコットキャラクターも活躍していました。本拠地、にかほ市のキャラクター「にかほっぺん」は先述のマイクの人も「可愛くて言葉が出ません」と評するほどの愛くるしさ。激しい動きはできませんが、両手を懸命に動かして愛嬌たっぷりに応援していました。
秋田で活動するプロスポーツチームからはJリーグブラウブリッツ秋田より「ブラウゴン」、Bリーグ秋田ノーザンハピネッツより「ビッキー」が応援に駆けつけました。こちらはにかほっぺんには難しいアクロバティックな動きをこなしていました。特にブラウゴンは応援団やチアリーダーの振りを徐々にマスターしていき、試合終盤には応援団とほぼ遜色ないパフォーマンスを見せていました。

そんなスタンド一体となった応援が実り、JFE西日本相手に完封勝ちを収めました。投打がガッチリ噛み合っての勝利。最高でした。

スコア
にかほ市 001 001 110
福山倉敷 000 000 000

投手
にかほ市 ○鈴木-小島*2
福山市倉敷市 ●津山-平岡*3-中川-尾田-彦坂*4-根岸

本塁打
にかほ市 深江ソロ(大会27号)、浅沼*5ソロ(大会28号)*6


これにて今年の都市対抗観戦は終了となりました。
観戦結果は4勝4敗となりました。
負けが込んだときは疫病神を覚悟しましたが、この日の2勝が効きました。
次はクラブ選手権大会、そして日本選手権と続きます。
社会人野球の熱戦はまだまだ終わりません。次の熱戦も楽しみにしたいと思います。

おまけ
第2試合の観戦中、喉が渇いたので売り子さんからコーラを買おうとしたところ…

「来ると思ってましたw」

!?

なんと、前日に邂逅した売り子と同じ人とまたしてもエンカウント。
もう笑うしかありません。
注文も決済手段も決まり切っているためかこちらが言うより早く出てきました。
その後飲みきってまた頼もうと呼んだらまたまたまた同じ人だったというおまけつき。
なんかもう怖くなりました。ワンオペではないはず。多分。


また来年、東京ドームで会いましょう(このタイミングでそれはやめなさい)

*1:西部ガスからの補強選手

*2:きらやか銀行からの補強選手

*3:伯和ビクトリーズからの補強選手

*4:三菱自動車倉敷オーシャンズからの補強選手

*5:日本製紙石巻からの補強選手

*6:大会通算3300号