日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

第47回社会人野球日本選手権大会観戦日誌① ~まきりんパナ

社会人野球日本選手権が行われました。
去年は東京五輪の影響もあって夏開催となりましたが、今年は3年ぶりに秋の開催となりました。
激闘の大会はトヨタ自動車が制し、トヨタはこれで日本選手権6度目の優勝となり、「秋のトヨタ」の印象をより濃くしました。
優勝チームを遡ると、2013年は千葉県の新日鐵住金かずさマジックが優勝しましたが、翌2014年はトヨタ、15年は日本生命。以降はヤマハトヨタ三菱重工名古屋、大阪ガス(2大会連続)と、東海勢もしくは近畿勢が優勝しています。
東海地区の日本選手権は激戦と言われており、本戦で奮わないのは予選が熾烈すぎるからとも言われていますが、この結果を見ると熾烈な予選もある程度意味があるのではないかとも思わされます。

優勝したトヨタは隙のない野球で着実に勝利をものにしていきました。都市対抗を制したENEOSとの試合も引き締まった展開で、自分は「この試合に勝った方が優勝する」と予想しましたがその通りになりました。

長々と講評してしまいましたが、今年も日本選手権を見にはるばる大阪へ行って参りました。
フォロワーに紹介されたホテルは残念ながら予約がいっぱいで取れませんでしたが、全国旅行支援を利用して大阪ドームの近くのホテルを確保し、素泊まりながら2泊で1万円を切るなどラッキーもありました。

第3試合 トヨタ自動車2-0パナソニック

休みが取れたので11月4日から大阪入りできました。
トーナメント表で行くとTDKが勝っていればこの日の試合だったのですが、トヨタが勝ちやがったためこの組み合わせに。
現地へ行かず、ホテルのチェックインを済ませて荷物を置いたら社会人野球ファンが集う酒場、やまのや市場でテレビ観戦としゃれ込むつもりでいましたが、「パナソニックはユニフォームを配布する」という情報を聞きつけ、現地観戦に方針変更。
ユニフォームを手に入れ、また座席もかなり前の方で観戦ボルテージも高まります。

試合はかなり引き締まった投手戦となりました。
トヨタの先発は都市対抗でも活躍したルーキーの松本。速球にキレがあり、パナソニック打線を手玉に取ります。
対するパナソニックの先発はこちらもルーキーの井奥。予選でも先発として投げ、実力は十分です。球数こそ要したものの、まずまずの立ち上がりを見せました。
試合が動いたのは4回表。1アウトからトヨタの4番逢澤が二塁打で出塁。続く打者は三振に倒れ2アウトとしましたが、四球をもぎ取ると7番の八木がタイムリーで先制。続く佐藤もタイムリーを放ち2点を先取しました。
逆転を狙うパナソニックは直後の4回裏に先頭打者の植田が内野安打で出塁、これがチーム初安打となるものの後が続かず無得点。
その後はトヨタの松本が一段とギアを上げ、パナソニック打線を寄せ付けないピッチングを見せました。
結局終盤まで勢いが落ちることはなく、終わってみればその1安打だけで完封勝ち。トヨタが圧倒的な貫禄を見せつけました。

スコア
トヨタ 000 200 000
パ ナ 000 000 000

投手
トヨタ ○松本
パナソニック ●井奥-柏野-勝田-北出-鈴木-城間

ユニフォームに釣られて見に行った試合でしたが、フォロワーに挨拶ができたり、隣の席のおじいちゃんに(なぜか)話しかけられたりと盛り沢山の試合でした。
試合後はドーム横のイオンで買ったカールをおつまみに晩酌をして英気を養いました。

続きます。