日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

社会人野球日本選手権観戦日誌 (゚∀゚)o彡゚神戸!神戸!神戸!神戸!

(゚∀゚)o彡゚神戸!神戸!
(゚∀゚)o彡゚神戸!神戸!
(゚∀゚)o彡゚神戸!神戸!
(゚∀゚)o彡゚神戸!神戸!

6月29日から7月14日の間、ほっともっとフィールド神戸と京セラドーム大阪で社会人野球日本選手権が行われました。
総勢32チームの頂点は、大阪ガスが2大会連続でものにしました。
2年目の河野が好投し、打撃陣では峰下、末包、三井のクリーンアップを中心に、卒のない試合運びを繰り広げていきました。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止、今年は2年ぶりの開催となったものの、応援団の入場はなしと、やや寂しい客席となってしまったのは辛いところです。
それでも、チーム券や応援グッズの配布を行う所もあり、少しずつではありますが以前の形に戻りつつある部分もありました。

例年なら日本選手権は京セラドーム大阪のみで開催されますが、今年は五輪のために都市対抗野球と開催日程を入れ替える形となり、その副産物でほっともっとフィールド神戸で1回戦が行われました。
「これは神戸に行くしかない!」と開催(と有観客)が決まり次第早速宿を確保したものの、梅雨入りの時期と重なり、不穏な空模様に。
1日でも中止になれば観戦計画が崩れる羽目になるため、とにかく試合が全て行われることを祈りました…。

そして迎えた7月2日。関東を発つ前から既に雨模様。
げんなりしつつも、新幹線に乗ると次第に空は明るくなってきました。
期待を持ちつつ、新神戸駅で下車。ここで地下鉄に乗り換え、ほっともっとフィールド神戸の最寄り駅である総合運動公園駅へと向かいます。
地上区間に出ると、またしても雨。試合開始を危ぶみつつも入場します。
人生初のほっともっとフィールドでの観戦がここから始まります。

(゚∀゚)o彡゚神戸!神戸!

f:id:gptsuchiya:20210716223233j:plain
ほっともっとフィールド神戸入り口
f:id:gptsuchiya:20210716223350j:plain
グラウンド全景(写真は7月3日のもの)

7月2日 第2試合 日本新薬3-1三菱自動車倉敷オーシャンズ

小雨が降り、内野のグラウンドは水も浮いている状況ですが、試合は行われました。
去年の都市対抗若獅子賞を獲得したプロ注目の右腕、廣畑投手を擁する三菱自動車倉敷オーシャンズと近畿勢屈指の実力派、日本新薬とのマッチアップ。
倉敷の廣畑、日本新薬の榎田、両先発が好投し、非常に締まった展開となりました。
序盤に倉敷が1点を先制するものの、その後はお互い点が入らないまま終盤に突入。次第に日本新薬の打線が廣畑を捉え、7回に追いつくと8回に勝ち越し。
プロ注目の好投手は初戦で姿を消すことになりました。

7月2日 第3試合 NTT西日本5-6セガサミー

雨は霧雨になったものの、依然としてグラウンド状態は悪いまま試合は行われました。
セガサミーの先発は陶久投手。普段リリーフで投げることが多いだけに、この起用に社会人野球ファンはざわつきました。
NTT西日本の先発は吉川投手です。
試合は序盤にセガサミーが3点を先制。その後1点返されるも澤良木選手と北阪選手のソロ2発で突き放しました。
しかしNTT西日本も徐々に追い上げ、8回に同点に追いつきます。
タイブレークもちらつき始めた9回、セガサミーは途中出場の本間選手が二塁打で出塁。犠打で三塁にランナーが進むと根岸選手のタイムリーで勝ち越し。
これが決勝点となり、その裏の守りも無失点に抑えてセガサミーが制しました。
この試合は途中から霧が立ちこめ、さらに球審も試合中に負傷し交代するというハプニングもありました。
これでタイブレークになろうもんならお腹いっぱいの試合となること間違いなし…

f:id:gptsuchiya:20210717221241j:plain
霧に覆われたグラウンド

そんなこんなで波乱の金曜日が終わったのですが、ホテルの最寄り駅に着く頃には8時前になっており、殆どの店が閉店もしくはラストオーダーの時間を過ぎているという時短営業の洗礼を受ける羽目になりましたが、かろうじて見つけた弁当屋で弁当を購入し、どうにか事無きを得ました…。

7月3日 第1試合 大阪ガス4-0日本製鉄東海REX

前日の雨天から一転、土曜日は青空が見えて強烈な日差しが照りつける暑い日となりました。

f:id:gptsuchiya:20210717221326j:plain
青空が見えるほっともっとフィールド神戸

ディフェンディングチャンピオン大阪ガスと4大会ぶりの出場となる東海REXの対戦。
両チームの先発が好投し、終盤まで1-0というかなり締まった展開に。
9回に東海REXの投手陣が3四球と崩れたのを大阪ガスが見逃さず一気に突き放し勝負あり。
大阪ガスの先発、河野投手は9回を無失点に抑え東海REXをシャットアウト。
前回大会の覇者が前評判通りの盤石な試合運びを見せました。

7月3日 第2試合 西部ガス8-1JFE東日本

お昼に差し掛かる第2試合、試合前に腹ごしらえをしようと、売店でバラ焼き丼を買いました。
メニューに大盛りの表記はなかったのですが、店員のおじさんが「大盛りにしときました!」となんとも粋なサービス。
とても美味しく頂きました。

さて、第2試合は昨年都市対抗野球で初勝利を挙げ、ベスト8に進出する快進撃を見せた西部ガスと、19年都市対抗野球覇者のJFE東日本とのマッチアップです。
JFE東日本の先発、山田啓投手は制球に苦しむ立ち上がり。2回からは持ち直しましたが4回に先制を許すと、その後も投手陣が西部ガス打線に捕まり、計8失点。
都市対抗野球優勝時に見せたJFE東日本の強力打線は西部ガスの投手陣の前にわずか1点しか返せず、お株を奪われる形で敗退しました。
ベイスターズの須田投手の登板機会はありませんでした。

7月3日 第3試合 三菱重工West2-3xJR四国

なぜ、自分がここまで試合の中止を恐れていたのかというと、この試合に尽きます。
それは守安投手擁する三菱重工Westの試合を見るため。土曜日の第3試合に決まった時は歓喜しました。
昨年、三菱重工業の事業再編に伴い、名古屋、広島の野球部が休部となり、横浜市を拠点にする「三菱重工East」、神戸市と高砂市を拠点とする「三菱重工West」に集約されることとなりました。
そのため、この三菱重工Westにも名古屋、広島所属だった選手が所属しています。
JABA京都大会でも優勝し、チーム力は申し分ありません。
対するJR四国は一昨年の都市対抗で守安をKOするなど確実に実力をつけているチームで、油断できない相手です。
試合はプロ注目の左腕、三菱重工Westの森投手が立ち上がりに苦しみ、2点を失います。
その後は立ち直り、三菱重工は4回に佐藤選手のソロHRで反撃。
お互いの投手陣が要所を締める投球が続きましたが、8回に三菱重工の根来選手がタイムリーを放ち試合を振り出しに戻しました。
8回裏のJR四国、9回表の三菱重工ともに無得点で終わり、タイブレークの足音が聞こえて来そうな所でしたが、9回裏にJR四国の水野選手が8回から続投の三菱・八木投手からホームランを放ちサヨナラ勝ちで試合を決めました。
神戸・高砂時代から現地で勝利を見る事は敵いませんでした。
また、守安の登板もありませんでした。

しかしながら、ブルペンで投球練習する守安をカメラに収めることはできたのでそれで我慢することにします。

f:id:gptsuchiya:20210717220045j:plain
投球練習する守安①
f:id:gptsuchiya:20210717220135j:plain
投球練習する守安②
f:id:gptsuchiya:20210717220239j:plain
投球練習する守安③
f:id:gptsuchiya:20210717220327j:plain
おまけ。チームOBで昨年からコーチを務める元巨人キャッチャーの小田(の後ろ姿)

劇的な結末で勝利をものにしたJR四国ですが、この後もトヨタ自動車相手に完封勝ちを決め、決してフロックではない所を見せていました。
敗れた相手も今大会の覇者である大阪ガスだったので、巡り合わせによってはチャンピオンもあり得たと思います。
三菱重工Westは都市対抗でのリベンジに期待したいと思います。

これで予定していた観戦日程は全て終了しました。
雨あり、霧あり、猛暑ありの日本選手権観戦でした。
繰り返しにはなりますが、やはり惜しむらくは応援団がなかったことに尽きます。
とはいえ、この天気で応援団がいたらまた別の問題が生じたかもしれませんが…
応援団の応援も社会人野球の醍醐味の1つだと思っているので、今冬に控えている都市対抗野球では何らかの形で応援合戦の復活を願ってやみません。
もう自粛、自粛の世の中はうんざりです。早く元通りのスタイルに戻して欲しいものです。
都市対抗野球本戦の頃には朗報が聞けることを願いつつ日記を締めることにします。