日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

11年目の11日

今年もまた、この日を迎えました。
3月11日、東日本大震災の発生日です。
11年前のあの時も金曜日でした。

震災発生当時の光景は忘れることがありません。
インフラが全て止まり、中学生の時に作った防災ラジオから聞こえる音声だけが頼りでした。
何も出来ず、ただ立ち尽くすだけの無力感に苛まれた日々。
その後始まった就職活動の「軸」にはなったのですが、これはまた別の話。

今でも「3月11日」「2時46分」となると「あの時間か…」との思いが頭をよぎります。
震災を風化させてはいけない、というのはその通りだと思います。
宮城で生まれ育った自分はやはりこの日は特別な気持ちになります。
やはり、あの日のことは忘れてはいけないのだと思います。

今は故郷を出てしまいましたが、時折実家に帰ったり、宮城のものを買ったり、食べたり、最近では宮城のラジオを聴いたりと、故郷への思いは自分なりに寄せているつもりです。
それが正しい形なのかは、わかりません。
そこまでするのなら、故郷を出るべきではなかったのでは、という考えもあるからです。

これからも、故郷の行く末を見守っていくのが、今の自分にできることではないかと考えています。
「負げねど、宮城」の魂で、これからも頑張ります。