日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

生きねば。

今回の記事はやや重い話題になります。そのことを承知の上でご覧いただければと思います。



自身の半生を詳らかに記し、自殺する様子を配信した人が話題になりました。
配信の中で遺体を見つけた母親のうろたえた様子が忘れられません。

自分は今まで自殺に対して割と肯定的なスタンスでいました。「生きる権利もあるなら死ぬ権利だってある」「生きているのが辛いなら、そういう選択肢をとった方が良い」「安楽死を認めるべきだ」といった感じです。
死にたがっている人を無理矢理生かして何になるのか、その人を余計苦しませるだけではないのかとも思いました。
しかし、先述の自殺配信者の話題に触れ、「自分の親にこういう思いはさせたくないな…」という考えが頭をよぎりました。
大変な思いをして、多額の費用を投じて育ててきた子供が自殺されたら…その虚しさは想像を絶するものがあります。無論、金や時間だけの問題ではありませんが…。
こういうことこそ、親不孝ではないかと個人的には思います。
よく「親孝行しろ」と言いますが、ただ生きる。それだけでも親孝行になるのではないかと思いました。


自分ははっきり言って人間の屑です。社会人のくせにろくに仕事も出来ない、彼女もいない、暇さえあればネットしてばかりの人間です。決して立派な人間ではありません。ただ、「親より先に死なない」という親孝行だけでも完遂したいと思います。

明石家さんま座右の銘に「生きてるだけで丸儲け」という言葉があります。生きていれば何とかなる。極めて楽観的かもしれませんが、ある意味正しいのかもしれません。


今回、「子供に死なれたら親は悲しむ」という視点で記事を書きました。しかし、親から虐待を受けたり、恨みなどを抱えている人はこの例には当てはまらないでしょう。なのでこの考え方を押しつけるつもりは全くないということを申し添えておきます。

命は自分一人だけのものなのか、それを見つめ直すきっかけにもなったような気がします。
長々と、失礼しました。