電光掲示板のスクロール表示を「テロップ」と表記されることに違和感を禁じ得ない今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか…
本日11月30日、神奈川県内を走る相模鉄道(相鉄)とJR東日本の埼京線との間で直通運転が始まりました。
直通運転開始に伴う相鉄線の新型車両(12000系)がとてもいいデザインで気に入ったのと、地元を通るということもありこの一大イベントに馳せ参じることにしました。
したがって本日のブログは非常に「鉄分」の濃い内容となりますのでご了承ください。
まずはJRと相鉄線の事実上の分岐点となる武蔵小杉へ。武蔵小杉の東急スクエアにある崎陽軒で記念弁当をゲットしようとしたのですが、残念ながら売り切れでした。
なので弁当は諦めて長い通路を進み、横須賀線・湘南新宿ラインのホームへ。
開業初日ということもあり、ホームは直通列車の写真を押さえようとするファンでごった返していました。
また、直通運転開始に伴い新しくなった案内板をカメラに収めようとする人も結構いました。
ホームの端もカメラを構える人が大勢おり、撮影スペースを見つけるのに苦労しましたが、どうにか直通列車の撮影に成功。お目当ての相鉄線の車両ではなく埼京線の電車(E233系)でしたが、これに乗って新駅、羽沢横浜国大へ向かいます。
やはり開業初日なのか、座席はほぼ埋まっていてなかなかの混雑でした。
武蔵小杉から羽沢横浜国大の間は貨物列車が通るルートを走行するため、次の駅まで非常に間が空いています。また、相鉄線も埼京線も車内にトイレはないので注意が必要です。
鶴見駅の横を通り過ぎると東海道線、京浜東北線、横須賀線(湘南新宿ライン)、鶴見線の他に京急線とも併走する形に。タイミングが合えば多くの路線と併走できます。程なくして長大トンネル区間に入ります。
開業前の試乗会では「携帯の電波が入らない」との報告もありましたが今日乗った時は圏外にもならず、繋がりました(使用端末はauのiPhone 8)
トンネルを抜け、JR貨物の横浜羽沢駅を横目に再びトンネルに入ると羽沢横浜国大駅に。
今回の直通運転開始に伴い開業した新駅です。案の定、人でいっぱいでした。
記念スタンプや入場券を求める人で長蛇の列ができていましたが、要因はそれだけではありませんでした。
というのも、開業前夜の「タモリ倶楽部」で相鉄線の特集が組まれ、その中で羽沢横浜国大駅を訪れた出演者が駅名標にサインする場面が流れました。
それが実際に設置されている駅名標であることからそれを撮ろうとホーム上でも人だかりができていました。自分も例に漏れず、撮影してきましたが…
まさかタモリのサインを見られるとは…
番組もかなり面白かったのですが、何よりインパクトがあったのはタモリ倶楽部初出演の伊藤壮吾でしょうか。かなりのディープな知識の持ち主で、「タモリ電車クラブ」の会員入りも近いのではないかと思っています。
もしかして、元々の鉄道知識もさることながら、キャスティングされたのは「そうご」繋がりとか…と邪推してみたり…
人も多いので次の海老名行きで相鉄線を進みます。
今度もE233系でした。
ちなみに、行き先表示はそれぞれの系統、区間によって異なっています。同じ各駅停車でもJR線内、相鉄線内で異なり、相鉄線内でも海老名方面とJR線方面でさらに異なるというパターンの多さ。
JR線直通の列車は全て緑色の文字で表示されています。
個人的な見所はJRの電車に「特急」の文字が表示されている所でしょうか。
私鉄だと特別料金不要の特急は珍しくないですが、JRの場合は急行や特急は特別料金が必要であり、一般の通勤電車がそれに充てられることは殆どありませんでした。
しかし、今回の直通運転では相鉄線内を特急で運転する列車もあるので、JRの通勤電車も「特急」の表示を掲げる光景が今後日常的になります。
さて、話題が逸れてしまいましたが、相鉄線をひた走り、大和駅に到着。
ここでしばし撮影タイムとしゃれ込んだのですが、何故大和にしたのか?と言いますと、単にベイスターズにも大和がいるからというだけです。
大和のチケットホルダーを持ってきて写真に収めれば良かったな…などとバカなことを考えていました。
後続の列車に乗り、海老名を目指します。
直通列車だと相鉄線の車両は1種類しかやってこないのですが、そうでなければもっとやってくるので、相鉄線内で折り返す運用の列車に乗りました。
海老名に到着。写真を撮ったところで腹ごしらえ。
駅に戻り、目当ての車両が来るのを待ちます。
目当ての車両を乗り継いで、最後はその12000系で締めました。
スタイリッシュな外見もさることながら、車内に鏡が設置されていたり、ドア横の座席にある仕切り板が大型のものになっていたり、時間帯によって照明の光を変えることができたりと、JRにはない要素があり、とても好きです。
車内の写真は混んでいたので撮れなかったので色々な所に画像があるのでおググりください。
埼京線と相鉄線の直通運転が始まりましたが、これにより埼京線はりんかい線と相鉄線の双方に繋がる形になりました。
つまり、同じカラーリングの車両でも行き先が全く異なるのです。
そのため、乗るときは行き先を確認しないと予期せぬ方向へ連れて行かれてしまいます。
特に年末はコミケ目的で埼京線を使ってりんかい線の国際展示場駅まで行く人も多いと思います。
慌てて飛び乗った電車が「海老名行き」(相鉄線直通)で、気づかずに大崎を過ぎてりんかい線から逸れてしまうと大幅なタイムロスは必至です。
電車に乗るときは行き先をよく確認しましょう。
念願の東京直通路線の開業フィーバーに沸く相鉄でしたが、これはまだほんの序章に過ぎません。
相鉄はJRだけでなく東急線への直通も計画しており、羽沢横浜国大駅から新横浜駅を経由し東急線へ直通する路線を建設中です。
この新線(相鉄新横浜線)が開業すると、相鉄は新幹線駅とのダイレクトアクセスも可能になり、更なる利便性向上が期待されます。
なので、まだまだこれからといったところです。
今後の相鉄から、目が離せません。