日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

車販は遠くなりにけり…

https://www.jreast.co.jp/press/2018/20190222.pdf

JR東日本管内の列車でも車内販売の縮小・廃止が正式に発表されました。
車内販売の終了は他の鉄道会社でも起こっており、その波がとうとうJR東日本にも押し寄せた恰好です。

いつも新幹線や特急に乗るときは車内販売でコーラとじゃがりこ、それからアイスクリームを買って食べるのを楽しみにしていました。
JR東日本以外のエリアで車内販売の終了の話は聞いていたので、積極的に利用することで需要は残っているということを示せれば、と思っていました。
しかし、現実はそうはいきませんでした。

www.yomiuri.co.jp
こちらのソースでは、車内販売の売り上げがピーク時の半分以下になったと記されています。

https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/1987-2017.pdf
このデータを見ると、今回車内販売の縮小・廃止対象となる東北新幹線では利用者数は年々増加しています。
先ほどの読売新聞の記事と組み合わせると、利用者の増加が車内販売の売り上げに結びついていないことが分かります。
いわゆる駅ナカの充実もあり、ラインナップが限られる車内販売をわざわざ利用したいという人はさほど多くないのでしょう。
受け入れがたい現実ですが、乗客が増えても商品を買ってくれないということであれば車内販売の終了もやむなしだと思います。

また、引き続き車内販売を行う列車も飲み物、おつまみ類の販売に限られるとのことで、「シンカンセンスゴイカタイアイス」のハッシュタグがつくようになったスジャータのアイスクリームも販売終了となりました。
これにより、東北地方ではスジャータのアイスクリームを食べることができなくなりました。
おそらく、在庫管理にコストがかかるのでしょう。弁当類の販売終了と同じ理由と推測されます。
実家へ戻る時に食べられなくなるのは、なんとも寂しい限りです。

最高速度が上がったり、各座席にコンセントがつくようになり充電が容易になるなど便利になってはいますが、今後は「列車内での食事」が過去の光景になるのかもしれません。