日進月餅

暇に任せて、一日中画面に向かって、思い浮かぶ瑣末なことをつらつらと書き連ねていると、妙にばかばかしくなってくるものだ。

「完璧主義の何がいかんのですか!」

ご無沙汰しております。
相変わらず中身のない文章ですが、ご用とお急ぎでなければご覧ください。


今日も仕事でミスをやらかし、注意を受けました。
その度に「ああ、また失敗してしまったなあ…失敗ばかりだなあ…絶対に失敗しない完璧人間になりたいなあ…」などと思ってしまいます。
失敗が続く人に対して「ミスをしない人はいない。ミスをするから人間なんだ」と励ますことがよくあると思います。
そういった励ましをしてくれる方には申し訳ないのですが、果たしてそれでいいのだろうかと思うことがあります。
ミスをすることによって生じる不利益があるはずなのに、そこから目を背けてしまっては反省にならないのではないでしょうか。
また、当人に「ミスをしても大したことは無い」と甘えの意識を持たせてしまい、同じことの繰り返しになりかねません。

例えば、医者であったり、電車の運転士が職務上で失敗し、多大な影響を及ぼすとします。それでも同じことが言えるのでしょうか。
自分がその影響を被る立場だったとして、「人間だから間違うのはしょうがないよね。アハハ」と言われて納得できるかというと難しいと思います。

長々と述べてしまいましたが、結局のところは「失敗したことによるデメリットを認識させなくていいの?」ということです。
ここ数年、社会がポジティブシンキングを強いるような雰囲気になりつつあると感じています。
崖に向かって有無を言わさず突っ込んでいく生き方が正しいとは思いません。
立ち止まり、目の前の危険を把握して対処することが大事なのではないかと思います。


帰る道すがら、そんなことを考えていました。
書いてみただけです。お気になさらず…